fashion, textile-art, wearable-art
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関西大学法学部卒業後、Yohji Yamamoto氏の言葉に刺激を受け、渡伊。ミラノのマランゴーニ学院ファッションデザインコース修了。
帰国後、Yohji Yamamoto氏に師事し、同ブランドFEMMEラインで経験を積む。その後、レディースのオーダー服を制作しながら、メンズの仕立て技術を学ぶため再び渡伊。シチリア・パレルモのサルトリアCrimiにて、伝統的なメンズテーラリングを学ぶ。
日本に戻り、テーラリングの技術と自身の感性を掛け合わせ、独自のスタイルを確立。現在は、"布で描く"という手法によって Wearable Art を制作しながら、ファッションとアートのあいだに存在する新たな表現領域＝Fashion Art を実践し、その構築に取り組んでいる。
AKIは、布を言語とするアーティストである。すべてはひとつのテーマから始まり、その意図に沿って布を選ぶ。織りの個性を読み解き、パターンや縫製、刺繍や伝統技法を組み合わせながら、対話を重ねて形へと導く。布は、衣服かアートかという枠を超え、AKIにとって表現のためのツールである。
活動の核にあるのは、CO-ART＝with ARTという思想。表現に触れた誰かが何かを受け取り、そこから新たな創作が生まれる。その波が次へと渡り、想像が連鎖していく。人の心を動かすのは人である。その起点を設計することが、AKIにとってのCO-ARTである。
AKIは、ファッションとアートの間にある新たな創作領域を築こうとしている。Fashion Artという言語を用い、身体と空間、布と思想をひとつの軸で結び直す。衣服でも作品でもない、第三の表現領域をかたちにする実践である。